「ヲタ芸」と「オタ芸」は違うのか!秋葉原の【都市伝説】がヤバい
「オタク」と「ヲタク」の違いについて、大して重要な違いが無いことについては先日シェアしました。
「おたく」と「オタク」について「違い」があるという方がいらっしゃいますが、これに関しても個人的には意味が無いような気もしています。
オタク文化の最先端を行く秋葉原で、常に問題となる「ヲタ芸」と「オタ芸」の違いについて徹底討論です(‘ω’)ノ
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秋葉原の「オタク」と「ヲタク」に大きな違いは無い!
オタク文化が若者を中心に発展していた事実からも、どんどん「おたく」の内容も変化進化して、どこまでが「おたく」かっていうレベルまで変わってしまいました。
5年後、10年後の「おたく」に対するイメージや社会的位置づけも相当変わっていると思います。
「おたく」と「オタク」
大塚英志は「おたく」と「オタク」の違いについて、著書で以下のように述べている。
「おたく」なる語が「オタク」と片仮名に書き換えられるあたりから文部科学省や経済産業省や、ナントカ財団の類がちょっとでもうっかりするとすり寄ってくる時代になった。ぼくのところでさえメディアなんとか芸術祭という国がまんがやアニメを勝手に「芸術」に仕立て上げようとするばかげた賞がもう何年も前から「ノミネートしていいか」と打診の書類を送ってくるし(ゴミ箱行き)、そりゃ村上隆や宮崎アニメは今や国家の誇りってことなんだろうが、しかし「オタク」が「おたく」であった時代をチャラにすることに加担はしたくない。
国家や産業界公認の「オタク」と、その一方で見せしめ的な有罪判決が出ちまった「おたく」なエロまんがはやっぱり同じなんだよ、と、その始まりの時にいたぼくは断言できる。
国家に公認され現代美術に持ち上げられ「おたく」が「オタク」と書き換えられて、それで何かが乗り越えられたとはさっぱりぼくは思わない。
だから「オタク」が「おたく」であった時代を「オタク」にも「おたく」にも双方にきっちりと不快であるべく本書を書いた。
— 「おたく」の精神史―一九八〇年代論(2004)、朝日文庫
⇒秋葉原のオタク文化の歴史についてはこちらの記事が詳しいです。
[blogcard url=”https://akiba-kanko.com/akibakankoknowledge/otaku-2/”]
「ヲタ芸」と「オタ芸」に違いはあるのか?
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⇒そもそも「ヲタ芸」って何?
オタ芸(オタげい)とは、コンサートなどにおいて、ファンが繰り広げる、独特な動きを伴う踊りや掛け声のことである。
文字通りアイドルオタクがコンサート・ライブでアイドルのために捧げる応援の芸(パフォーマンス)である。
ヲタ芸(ヲタげい)とも記述される。
語源について新語探検では「アイドルオタクの芸」の略としている。
主にアイドルや声優などのイベントで行われている応援方法である。
オタ芸をすることを打つなどと呼ぶ
ウィキペディアより
文字でわかりづらい方には、画像でイメージして頂くと「あー」ってなると思います。
あきらかに「オタク」に対する一般的なイメージからのイラストになると思いますが…。
そもそも「オタ芸」が使われるようになったといわれる2000年代以前でも「聖子ちゃん」「浅香唯」「おニャン子クラブ」などの親衛隊が同じようなことはしていたと思うんですよね。
ちなみに、1990年度後半から2000年の秋葉原の歴史はというと、秋葉原も同じ時期に「オタク」系にシフトしていった印象あります。
1990年代後半
美少女やアニメを題材としたゲームソフトがプレイステーションなど一般向け機種でも発売されるようになり、サブカルチャーが一般にも認知され幅広い層から支持を受けるようになる。
1997年7月秋葉原駅前広場を会場にコンピュータ関連展示会「インターネットショーin秋葉原」が開催される。
以後2001年まで毎年開催され、1999年からは「AKIBAX」の愛称がつけられるなど、秋葉原の夏の一大イベントとなる。
秋葉原クロスフィールド内秋葉原ダイビル(2005年3月竣工)
2000年頃メーカー製コンピュータの販売と高級オーディオ機器販売店の規模が縮小し、代わってアニメ、ゲーム、音楽・映像ソフトなどを扱う店舗が増加する。
12月 / 万世橋警察署が現在地に移転。
[blogcard url=”https://akiba-kanko.com/akibakankoknowledge/history/”]
「オタ芸」と「ヲタ芸」の違いは?
「オタク」と「ヲタク」の違いのように、「ヲタ芸」と「オタ芸」に意味の違いは無いです。
しかしながらヲタ芸に関してはアイドルの熱烈なファンや「おっかけ」、「親衛隊」が表現することが多く「ヲタ芸」を多用することが多い印象も。
あまり「オタ芸」は使われないです。
サブカルチャーとしての意識が「ヲタ芸」を使うことを好むのかも知れませんね。
まとめ
最後に秋葉原の都市伝説をひとつ
ヲタ芸で使う「サイリウム」は商標登録されていた!
これは凄い「都市伝説」というか『雑学』。
サイリウムはケミカルライト(化学発光による照明器具の総称)で、全般を指す通称として「サイリウム、シアリウム」と呼ぶようです!
そして、この「サイリウム、シアリウム」(CYALUME, Cyalume)がこれは米オムニグロー・コーポレーションの登録商標だったのです!
おたく文化にもいろいろな権利があるんですね(‘◇’)ゞ
本日も最後までご覧いただきましてありがとうございました(‘ω’)ノ
【注目】秋葉原観光初心者が注意すべきことがあります!
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